2018.11.13 tues沖縄エリアスタッフBLOG
最初のサプライズ
皆さん、半月振りです!
島んちゅの帽子屋、平和通り店の又吉です。
11月にも入ると、なんだか時間の進みがとてつもなく早く感じます。
平成最後の秋・冬を、プライベートも仕事も、
余すところなく充実させていきたいと思います!
それでは早速、本題に入りましょう。
今回はついに、小説第1章の最終回となります。
では、心してどうぞ!
ハンバーガーJr.の解明
最終話:出発の刻(とき)
ハンバーガー:
「えぇっと・・・ちょっといいかな?」
ボクはこの“当たり前”のような状況がイマイチ、
ピンと来ていなかった。
ナゲット:
「んっ?」
ハンバーガー:
「この2ひ・・・2人は誰?」
この場では何となく言っちゃいけないような単語を、
口走る寸前でなんとか飲み込んで、
ボクは改めて素朴な疑問をぶつけた。
チーズバーガー:
「私達と同じように記憶を失った、友達の・・・」
シェイク:
「シェイクです。以後、宜しく」
ポテト:
「同じく、ポテトだ。宜しく」
ハンバーガー:
「・・・」
(まんまじゃんっ!)
ナゲット:
「キミも他人のことは言えないよ」
(・・・えっ、心読まれてる?)
ナゲット:
「シェイクくんはパソコンを駆使して、暗号の解読が得意な電脳系で、
ポテトくんは武道の達人。カンフー技なら、彼の右に出る者は居ないよ」
ポテト:
「“ミスター・ジャッキー”と呼んでくれたまえ!」
ハンバーガー:
「ジャッキー・・・?」
ボクには“ジャッキー”の意味がサッパリ分からなかったが、
他の皆がウンウンとうなずく位だから、
おそらく相当凄い武道家なんだろう。
ジャッキー・・・何か美味しそう。
シェイク:
「・・・さぁ、油を売ってる暇はないぞ。ここからが僕らの謎を紐解く、
壮大な“ミステリーツアー”の始まりだっ!!」
全員:
「オォーー!!」
ハンバーガー:
「・・・」
(ミステリーツアー・・・ねぇ。)
ボクは軽くため息をつきながらも、
島の長老が用意してくれた、古めかしい小船へと乗り込み、
皆で代わる代わるオールを漕ぎながら、
ボク達の故郷(仮)、名無しの島を後にした。
シェイクくんの言う通り、
ここからがボク達の旅の物語が始まる。
巨大な遺跡で見つかった【重要な手掛かり】を頼りに、
期待と不安が入り雑じる複雑な気持ちの中、ボ
クは曇りひとつない青空をまじまじと眺めた。
》エピローグ
ナゲット:
「・・・なぁ」
チーズバーガー:
「何?」
ナゲット:
「お前も気付いてるんだろ?アイツの正体・・・」
チーズバーガーちゃんは、ボクをチラリと見つめるとすぐ、
ナゲットくんに顔を向けた。
チーズバーガー:
「・・・まぁ、何となくね」
ナゲット:
「どうする、今は黙っておくか?」
チーズバーガー:
「そうね。今言っちゃうと、余計混乱しちゃいそうだし」
ナゲット&チーズバーガー
「・・・・・・」
当然ながら、ボクはこの時点では全く気付いていなかったが、
この2人は既に、“重大な事実”を掴んでいたようだった。
ナゲット:
「・・・宜しくな。ハンバーガー【ちゃん】」
第1章 完