2019.12.14 sat沖縄エリアスタッフBLOG
『想定内の運命(ルート)』
皆さん、おはらっきー☆島んちゅの帽子屋、平和通り店の又吉です。 最近、某動画配信サイトで『らき☆すた』というアニメを最初から観直しているのですが、 やっぱり“日常ゆるゆる系”アニメは面白いですね~。心が癒されます! ちなみに、最近観た洋画は『15時17分、パリ行き』という、実話を基にしたノンフィクション映画です。 気になる方は是非、検索してみて下さい! ・・・さて、前置きはこれぐらいにして、早速本題に参りましょう。 今回も前回に引き続き、オリジナル小説の続きをご覧いただきましょう! ハンバーガーJr.の覚醒 第3話『想定外の遭遇』 ※作者より大事なお知らせ さて、皆さん。突然ですが、以前ブログに載せた『ハンバーガーJr.』の【番外編】を覚えていらっしゃいますか? もしまだご覧になってない方、又は忘れてしまったという方は、是非とも過去のブログを遡ってみてください。 もしかしたら、今からお話しする中に、番外編に繋がる所があるかもしれません。 ナゲットくん・チーズバーガーちゃん(以降、ナゲット・チーズバーガー): 「・・・・・・」 コソコソ (誰に言ってるの?) コソコソ (・・・さあ。) さぁ、ここからが【本編】です。どうぞ! ナゲット・チーズバーガー: 「誰・・・!?」 ―――――――――――― ???: 「何だよ、俺達“人間”がそんなに珍しいか?」 全員: 「・・・」 あまりの衝撃に言葉を失う一同。無理もない。何故なら、彼らが聞いた話では、 ポテトくん(以降、ポテト): 「人間は100年前に絶滅したはずじゃ・・・」 ???: 「絶滅なんてしてねーよ」 チーズバーガー: 「生きていたのね」 ???: 「・・・9割」 ハンバーガーくん(以降、ハンバーガー): 「えっ?」 ???: 「人口の約9割が滅んで、1割弱の人間が生き残った。“抗体”を持ってた俺達がな」 シェイクくん(以降、シェイク): 「抗体?」 ???: 「聞いたことないか?100年以上前に、日本のある島で秘密裏に行われていた実験の話を」 ナゲット: 「実験?何の??」 ???: 「人口添加物のDNAを人間の身体に移植する、人体実験だ」 全員: 「・・・?!」 ???: 「度重なる災害や紛争による慢性的な食糧難に備えて、 人為的に作った細胞レベルの栄養分を体内に直接採り入れる実験だ」 ハンバーガー: 「そんなことが・・・」 ???: 「当初は反対の意見が大多数で、一歩間違えば死に至る危険なものだったらしいが、 無謀と思えた実験は思いのか成功し、やがて一般の人々にも人口添加物の移植手術が手軽に施される程、 世界中に広まっていた。・・・表向きはな」 シェイク: 「表向き?」 ???: 「実際はリジェクション(拒否反応)や異常を起こした患者が後を絶たず、 結果、それに耐えられた僅かな人間だけが生き残ったのさ」 チーズバーガー: 「じゃあ、あなたは・・・」 ???: 「そうだ。俺達はその中で生き残った、数少ない生存者の子孫だ。そして・・・お前らもな」 ハンバーガー: 「えっ?」 ???: 「まだ気付かないのか?お前らもあの当時の生き残りなんだよ」 全員: 「!?」 ???: 「おかしいとは思わなかったのか?自分がなんで言葉を喋れるのか。 生まれて初めて見た景色を懐かしく思えるのか」 ポテト: 「・・・」 ???: 「それは勘違いなんかじゃない。お前らが元々俺達と同じ【人間】だったからだ。 いつからそんな姿になったかは知らないが・・・」 ―――――――――――― 次々と明かされる驚愕の事実に、ただただ圧倒される一同。さらに、驚きの事実はまだ続く。 チーズバーガー: 「・・・ねぇ。一つ聞いてもいい?」 ???: 「何だ?」 チーズバーガー: 「その実験が行われていた島って、もしかして・・・」 ???: 「“名無しの島”だ」 全員: 「・・・!!」 かつて禁断の実験が行われていた島とは、何を隠そう、彼らが生まれた(正確には目覚めた)島だった。 ???: 「・・・話はここまでだ。悪いことは言わない。今すぐここから出ていけ」 ナゲット: 「何でだよ?」 ???: 「いい加減、察しろ。かつて世界最高と云われてた街が、何故今、荒れ果てた姿になってるのか。 ぐずしてると、奴らに勘づかれるぞ」
チーズバーガー: 「奴らって・・・?」 ???: 「いいから、早くここから立ち去れ!」 ハンバーガー: 「・・・分かった」 チーズバーガー: 「ちょっと!」 ???: 「それでいい。分かったら、さっさと行け」 ハンバーガー: 「あそこに行けばいいんだな」 全員: 「えっ?」 ハンバーガー: 「・・・行こう。こっちだ」 ナゲット: 「お、おい!」 ポテト: 「待てよ。こっちって何処だよ?」 シェイク: 「どうしたんだ、急に」 ???: 「・・・・・・」 チーズバーガー: 「ねぇ、最後に教えて」 ???: 「内容によるな」 チーズバーガー: 「あなたの名前、まだ聞いてなかったわ。教えて」 ケンイチ: 「・・・ケンイチだ」 ―――――――――――― 【数分前】 (えっ・・・な、なんで!?) 後ろに気配を感じたハンバーガーくんは、直ぐ様振り向くと、そこにはまさかの光景が・・・ (ボクが・・・二人!?) なんと、目の前には“もう一人の自分”が佇んでいた。ドップルゲンガーのように、 ハッキリとはしていないが、明らかにあり得ない状況に遭遇しているのは事実だった。そして、 (あそこに行け) ハンバーガー: 「あそこって・・・向こうに何があるんだよ」 (行けば・・・分かる) ―――――――――――― ???: 「いいから、早くここから立ち去れ!」 ハンバーガー: 「・・・分かった」 チーズバーガー: 「ちょっと!」 ???: 「それでいい。分かったら、さっさと行け」 ハンバーガー: 「あそこに行けばいいんだな」 全員: 「えっ?」 ハンバーガー: 「・・・行こう。こっちだ」 ナゲット: 「お、おい!」 ポテト: 「待てよ。こっちって何処だよ?」 シェイク: 「どうしたんだ、急に」 ハンバーガー: 「・・・・・・」 気付いた時には、もう一人のハンバーガーくんの姿はいつのまにか消えてしまっていた。一体、あれは何だったのだろうか・・・。 しかし、この謎の怪現象が、後にこの世界の真実を突き止める【カギ】になろうとは、この時、誰も知るよしもなかった。 つづく.